【お散歩撮影】冬に咲くサクラを発見!@上坂部西公園
2020年は自粛続きで、写真を撮る機会もぐっと減ってしまいました。カメラは使ってあげないとなんだか寂しそうに見えてきます。
晴れているけど少し寒い日、ポットに入れたあたたかい珈琲と少し甘めのパン、そしてカメラを持って一緒にお散歩に出かけることにしました。
XF10-24mm F4 R OIS(ISO200 F8 1/180)
【今日のお散歩カメラとレンズ】
ボディ:フジフィルム X-T2
レンズ:XF18-55mm F2.8-4 R LM OIS
35mm換算27-84mm。ボディとセットで売られているキットレンズの標準ズームレンズ。キットレンズとは思えないほど贅沢な写りをするレンズです。正直これ一本で満足してしまうほどの描写力を持っています。
最短撮影距離が30cmという点とF値が変動することが少し残念なぐらいで、あとは文句のつけようがない最強ズームレンズです。中古市場で状態の良いものがたくさん出回っていて、今なら3万円代で購入できます。
安いのでとりあえず持っておけば間違いないレンズです。一家に一本置いておきましょう笑
レンズ:XF10-24mm F4 R OIS
35mm換算15mm-36mmの超広角から標準まで使えるズームレンズ。最短撮影距離が24cmなので手前の被写体にぐっと近づいて、背景も広く入れることができます。また24mm側で撮ると自然な画角になるのでスナップ撮影に最適です。
広角レンズにありがちな歪曲収差(像の歪み)も非球面レンズによって気になりませんので建築写真にもオススメです。
個人的には神社やお寺の撮影に使ってます。歪まないって素晴らしい。
レンズ:XF60mm F2.4 R Macro
35mm換算91mmの中望遠ハーフマクロレンズ。このレンズの最大の魅力は高解像な画質です。全群繰り出し方式なのでオートフォーカスはゆっくりめですが、画質優先なので大目に見てあげてください。開放で撮るときはピントがしっかり合わせられるように練習が必要です。ピントがビシッと合った時の描写力の高さは圧巻です。
マクロでお花を撮ったり、ポートレート、風景撮影にも向いています。
兵庫県尼崎市 上坂部西公園へ
さて、私がお散歩に選んだのは兵庫県尼崎市の上坂部西公園です。JR塚口駅からすぐの場所でアクセスもよく、一年中お花と緑に囲まれた公園です。
行ったのは12月初旬で園内は綺麗に紅葉もしていて温室ではお花も咲いていました。
XF18-55mm F2.8-4 R LM OIS(ISO200 F8 1/200)
XF60mm F2.4 R Macro(ISO800 F7.1 1/70)
XF60mmはピント合わせが難しいです。お花の雌しべにピントをビシッと合わせたいですね。
ピントが合わないのは風が吹いているせいだと思って、高速連写をしたり、絞り込んでみたりと努力を重ねますが、温室の中で撮影していることにあとで気付きました…
そんなことよりもお花が可愛くて癒されます。ピントが合わないくらいどうってことないです…
XF10-24mm F4 R OIS(ISO200 F7.1 1/110)
池に写り込むリフレクションを見ながら珈琲タイムです。少しアンダー気味に撮影して空の青さを出してみました。
寒々しい雰囲気です。
XF10-24mm F4 R OIS(ISO200 F10 1/75)
太陽が画面に入ってくると、画質劣化を起こすフレアやゴーストといった現象が起きるので避けたほうが良いとされています。しかし逆光でこのように、木からチラ見させる程度で入れてみると面白い効果があります。
さらに太陽の光芒を出すために手持ちでブレない程度にF10まで絞り込んでみました。
XF18-55mm F2.8-4 R LM OIS(ISO400 F5.6 1/1000)
こちらも逆光で撮影しました。ススキのような植物のモフモフの質感を出すことに成功して大満足です。順光と逆光では写り方が全然違いますね。
太陽の方向を読むのって大事なんだと改めて実感しました。
XF18-55mm F2.8-4 R LM OIS(ISO400 F4 1/500)
孤高の存在感を出している一本のバラが印象的でした。近寄ったら怒られそうな雰囲気すら感じます。
望遠側で少し遠くから開放で撮影しました。おかげで後ろの紅葉の木が良い感じにボケてくれたと思います。絶妙なソーシャルディスタンスを促すバラ。その佇まいは美しいです。
XF60mm F2.4 R Macro(ISO400 F5.6 1/90)
そして今日いちばんの大発見がこれです!
12月なのに春みたいにピンクのサクラが咲いているではありませんか!自分の目を疑いましたが、間違いなくサクラです。
XF60mm F2.4 R Macro(ISO400 F5.6 1/80)
木にかかっていた看板には「ヒマラヤザクラ」と書かれていました。
夢中になって写真を撮っていると、気がつけば他にもカメラマン二人がいました。みなさん必死で構図を変えながら撮っています。話を聞けば、珍しい品種のようで11月から12月に咲くサクラだということです。
名前の通りヒマラヤ原産で高山で咲くサクラの野生種のようですね。
XF60mm F2.4 R Macro(ISO400 F5.6 1/125)
優しい色味で撮ってみました。春に咲くサクラとは違い、少し青みを入れて寒色系で撮ってみたので冬の空気感も少しでたかなと思います。
ヒマラヤザクラはネットで検索すると日本でも見られる場所が数カ所あります。お気に入りのカメラを持ってぜひ撮りに行ってみてくださいね。
兵庫県尼崎市の上坂部西公園での撮影でした。