明るいレンズとは?どんなメリットがあるの?

よく聞く「明るいレンズ」ってどんなレンズのことでしょうか?逆に「暗いレンズ」もあるのでしょうか?

 

今回はカメラ初心者の方へ明るいレンズとは何か?明るいレンズのメリットやデメリットなど詳しく解説していきます。明るいレンズを理解することで、手に入れたくなるかもしれませんね。一本持っているととても便利なレンズです。

明るいレンズ

明るいレンズとはどういう意味?

明るいレンズとは、光をたくさん取り込むことができるレンズのことを言います。明るい写真が撮れるレンズという意味ではありません。写真の明るさ、暗さはカメラ側の設定で調整するものなので、レンズが暗いから写真も暗くなるという訳ではありません。

 

では一般的に明るいレンズとはどのようなレンズのことかというと、開放絞り値がF1.2、F1.4、F2、F2.8など開放絞り値が小さく、F2.8以下のレンズのことを言います。レンズの口径が大きくなるので大口径レンズとも呼ばれます。

 

逆に開放絞り値がF4、F5.6、F8など開放絞り値が大きいレンズは暗いレンズと言えます。レンズの口径も小さくなります。

 

【絞り値とは?】

 

レンズの内部には絞りバネという機構があり、レンズを通る光の量を調整します。

明るいレンズ

絞り値が小さいと、上の絵のように絞り羽根が大きく開くのでたくさんの光をレンズを通して取り込むことができます。そのためレンズ自体の口径も大きくなります。絞り値が大きいと絞り羽根が小さく開き、光を多く取り込むことができません。

 

手持ちのレンズの開放絞り値をチェックしてみましょう。レンズのどこかに必ず表記されています。

明るいレンズ

タムロン 18-400mm F/3.5-6.3 Di Ⅱ VC HLD

 

このレンズは広角側18mmで開放絞り値がF3.5、望遠側の400mmの時は開放絞り値がF6.3になるという意味です。ズームレンズの場合は焦点距離によって開放絞り値が変動するものが多いです。

明るいレンズ

シグマ 28-70mm 1:2.8 DG DN

 

このレンズは広角側28mmから望遠側70mmまで開放絞り値がF2.8と変動しません。よく言われている2.8(ニハチ、ニッパチ)通しのレンズというものです。聞いたことがあるかもしれませんが、高額な望遠レンズのことを

 

300mm F2.8 → サンニッパ

 

400mm F2.8 → ヨンニッパ

 

と呼んだりします。

 

明るいレンズの代表でもあるF2.8通しのレンズは、上のような開放絞り値が変動するズームレンズよりハイグレードで価格も高くなります。

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明るいレンズのメリット

開放絞り値が小さいということは、レンズを通してたくさんの光を取り込むことができるので

 

◎暗い場所でも高速でシャッターが切れる

 

たくさんの光を取り込むことができるということは、シャッタースピードを速くすることができます。暗い状況でも手持ち撮影が可能だったり、ISO感度を上げる必要もないのでノイズの少ないきれいな写真が撮れます。

 

◎背景のボケ感がきれい

 

絞り値が小さいほど背景ボケが大きくなります。ポートレートやお花の撮影など、明るいレンズで絞り開放で撮影すると、とてもきれいな背景ボケを出すことができます。

明るいレンズ

◎少し絞り込むことで画質が向上する

 

レンズは開放で撮影すると、画質劣化を起こす収差により少し画質が悪くなります。開放よりも1〜2段絞り込むことで画質が向上するようになっています。F2.8のレンズならF4やF5.6で撮影すると良いですね。

明るいレンズは高い!

ズームレンズの場合、開放絞り値がF2.8通しなど明るいレンズになるとレンズの構成がとても複雑になってきて、どうしても価格面で高額になってしまいます。単焦点レンズの場合はレンズの構成もシンプルに作れるので、明るいレンズでも比較的安く手に入ります。

 

カメラ初心者の人は、広角から標準の単焦点レンズ(18mmから50mm程度)の明るいレンズから挑戦すると良いですね。F2.8よりも明るいF2などの単焦点レンズも安価で手に入れることができます。

明るいレンズにはデメリットもある?

レンズ内にたくさんの光を取り込む必要があるので、どうしてもレンズの口径が大きくなり「明るいレンズ=大きい」ということになります。さらに明るいズームレンズになってくるとさらに大きく、重たくなります。明るさと画質はレンズの大きさと比例してくるので、写真の画質にこだわりたい人はレンズも大きくなってしまいます。

明るいレンズが必要な撮影とは?

背景ボケを大きくしたいポートレート撮影やテーブルフォトなど。一眼レフやミラーレスならではの背景ボケを生かしたい場合に明るいレンズは有効です。

また明るいレンズはシャッタースピードを速くできることから、三脚を使わずに手持ちで夜スナップの撮影ができたり、ホタルや星空撮影などでもISO感度を上げなくて済むので画質劣化を抑えることができます。

 

◉ 背景ボケを生かしたい場合

 

◉ シャッタースピードを速くしたい場合

 

◉ ISO感度を上げず画質劣化を抑えたい場合

 

 

明るいレンズ=良いレンズという訳ではありません。例えば風景写真しか撮らないという人はほとんどの撮影で開放絞りで撮影することは少ないと思います。F8やF11など絞り込んで撮影することが多いと思いますので、開放絞り値がF4などの暗いレンズの方がコンパクトで機動力も上がります。

 

F1.0よりもさらに絞り値の小さいレンズもあります。コシナや中一光学、銘匠光学、ニコン、ライカなどがF0.95という驚異的な明るさをもつレンズを開発しています。ここまで明るいと被写界深度がとても浅くなるのでカメラ初心者向きではありませんが、とことん明るいレンズが欲しいという人は参考にしてみてください。

 

 

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