写真プリントされる事をおすすめします!
デジカメやスマホで写真を撮ったら、そのままデータとしてクラウドやパソコンに保存し、人に写真を渡すときはスマホからデータで送信するという形が最近では主流になってきています。
フィルムカメラからデジタルカメラに移行した現在、写真は「銀塩プリント」から「データ」へと変化していき、鑑賞の仕方も紙に焼き付けた写真プリントではなく、液晶画面で見るようになってきました。
さて、今日私が強くおすすめしたいのが、大切な写真はプリントにして残す。ということです。
もらったデータは結局、パソコンやスマホに保存してしまったら再度見返すことが少なく、膨大な枚数の写真データでどんどん思い出は埋もれてしまいます。たくさん写真を撮っているから思い出もたくさん残しているように思いますが、定期的に見返すことで思い出は記憶に定着していきます。
またデータでの保存だとバックアップをしっかり取っていないとメディアやハードディスクの破損で全ての思い出が一瞬にしてなくなってしまう可能性もあります。
写真プリントおすすめ方法
写真をプリントする方法はいくつかあります。
- ●お家のホームプリンターで印刷する
- ●コンビニのマルチコピー機で印刷する
- ●ネットプリントを利用する
- ●写真屋さんでプリントする
そして写真プリントの方式には大きく分けて2種類あり、銀塩プリントかインクジェットやレーザーの印刷プリントになります。ここでおすすめしたいのは銀塩プリントです。
銀塩プリントとは写真店でプリントする昔ながらのプリント方式です。銀と色素が入った薬剤を写真紙に塗布し、レーザーの光を当てて化学変化をさせて現像処理をします。現像によって発色した色は保護膜の中に守られていますので耐久性に優れています。
つまり色もちが良く、長期保存に向いているということです。
震災時に津波で多くの写真が泥まみれになって汚れてしまった時も、富士フィルムが「写真救済プロジェクト」という活動で写真をきれいに水洗い洗浄して持ち主に返すという活動をされていましたが、銀塩プリントは水にも強く耐久性があります。
銀塩プリントに対して印刷プリントはお家プリントのインクジェットプリントや業務用のレーザープリントがあり、紙の上にインクやトナーを吹き付ける方式になります。またコンビニなどに置いているその場ですぐに仕上がるプリント注文機は、昇華型方式というものでインクを紙に熱転写するものです。
インクジェットや昇華型では紙の上に塗布または転写するので色もちが悪く、長期保存には向いていません。年数が経つと全体的に色が薄くなってしまいます。その場ですぐに仕上がるお手軽さはありますが、大事な思い出を長く残すということには向いていません。
画質については銀塩プリントは階調が豊かで自然な色味に仕上がり、色の再現性が高いです。対して印刷は発色は色味が強くコントラストの強い仕上がりになります。
お店に銀塩プリントを依頼するのはとても簡単です。
写真データが入ったSDカードやUSBを持って行き、店頭にある写真注文機にデータを読み込みさせてプリントしたい写真を選ぶだけです。スマホから直接データを読み込みさせることもできます。
その時にプリントサイズを選んだり、不要なところをズームしてカットしたりトリミングもできます。フォトショップなどで加工したレタッチ済みのデータを持っていくときはJPEG(ジェイペグ)形式で持って行ってください。注文してから数十分で仕上がると思います。
写真プリントのおすすめ方法「銀塩プリント」を使用して、思い出の瞬間を長く綺麗に保ってください。
写真プリントする際はカメラの設定も確認しよう
プリントをする場合、カメラ内の設定にも注目する必要があります。アスペクト比という画像の縦横比を設定する機能があり、3:2、4:3、16:9、1:1といった写真データの比率の設定ができます。
プリントサイズにもいろんなサイズがあり、一般的なLサイズからA4サイズなどそれぞれのプリントサイズも縦横比が異なります。
つまり撮影した縦横比とプリントサイズの縦横比が違うと画像の一部が切れて仕上がってしまいますので注意が必要です。
16:9の比率で撮影
Lサイズでプリント
16:9の比率で撮ったものをLサイズでプリントするとこのように左右の画像データが切れてしまいます。Lサイズ(127mm×89mm)の縦横比は3:2に近いのでこの比率で撮影するとLサイズのプリントでは切れる範囲が少なくなります。
写真プリントのおすすめ 飾って見る事でポジティブに
お子さんのベストショットや旅行の思い出、作品などお気に入りの写真が撮れたらプリントにしてアルバムにまとめていくのも良いのですが、特におすすめなのがお部屋に飾ることです。部屋にお花を飾るのと同じで、ふと目にした瞬間に癒しの効果があったり、良い思い出がよみがえってきたりポジティブな気分になれます。
私は友人たちと一緒に撮った写真をLサイズや2Lサイズにプリントしてフレームに入れて部屋に飾っています。時々、その写真を見ることで気持ちが穏やかになったり、良い思い出に囲まれていることで毎日の生活が豊かなものになります。
ぜひ撮った写真はデータのまま眠らせるのではなく、プリントという形にして長く残してみてはいかがでしょうか。