X-T20とXF14mmで撮る佐賀の風景
今回は佐賀県唐津市へ行った時の撮影地情報です。初めての佐賀県だったので、行くまで何があるんだろう?という印象でしたが、写真好きにはたまらない景勝地と昭和を感じさせる懐かしい風景がいっぱいでした。
カメラが趣味の人には絶対おすすめ!佐賀県唐津市を中心に撮影した写真をご紹介します。
使用機材はフジフィルムX-T20とXF14mm F2.8R カメラもレンズも旅のスナップ撮影にはぴったりなコンパクトさです。14mm(35mm換算21mm)の一本勝負のつもりでしたが、念のためサブでX-T1とXF18−55mmも持って行きました。
F7.1 1/160 ISO200
まず一枚目の写真は佐賀城の石垣です。
私が知っている大阪城の石垣とはまた趣が違いますね。お城はちょうど修復中で写真を撮るには残念な景観でしたので石垣をじっくり見ることに…
F8 1/200 ISO200
佐賀城を後に近隣をうろうろ散策していますと昭和な風景が広がります。
レトロな風景が好きなのでシャッター回数が増えます。
古い建物や空き家も多く、とてもノスタルジックな雰囲気でした。
フジフイルムのカメラといえばフィルムシミュレーションですね。下の建物を撮った写真は白黒のように見えますが実はカラーで撮っています。「クラシッククローム」というフィルムシミュレーションを設定すると、このように彩度が低く独特な雰囲気に仕上がります。
F2.8 1/800 ISO200
こちらのお花はフィルムシミュレーション「ベルビア」で撮りました。
お花の色と緑が色鮮やかにはっきりと出ていますね。
F3.2 1/500 ISO200
こちらは旧唐津銀行です。
明治45年に建てられ、佐賀県の重要文化財に指定されています。無料で中に入ることもでき、撮影も可能でした。外観だけでなく内装も素晴らしいです。
F2.8 1/25 ISO200
佐賀牛オン・ザ・ライスです。14mmは最短撮影距離18センチまで寄ることができるので景色だけではなくテーブルフォトなんかもこんな風に美味しそうに撮れてしまいます。
F3.2 1/60 ISO200
場所を移動して呼子にやってきました。こちらは呼子の朝市の風景です。美味しそうな海鮮が並んでいます。
F4 1/30 ISO200
呼子といえばイカですね。このイカは今まで食べた中で一番美味しかったです。透明度も高く綺麗ですね。
F5.6 1/1600 ISO200
造船所がありました。もうイカ漁にでる船も少なくなってしまったと地元の方が言われてました。昔は外国船も入ってくるぐらい栄えていたそうです。
F5.6 1/350 ISO200
こちらは加部島の先端にある杉ノ原放牧場です。海が見える放牧場で牛たちがのんびりしているのが見れます。白い灯台もあり、景観は最高です。
F8 1/180 ISO200
お次は有名な場所。浜野浦の棚田です。
せっかくの玄界灘の美しさが真っ白に飛んでしまいました。風景写真は難しいですね。
F8 1/125 ISO200 ( XF18-55mm )
こちらも有名な場所。大浦の棚田です。
F8 1/180 ISO200 ( XF18-55mm )
山の上から見える小さな島々。
F5.6 1/80 ISO400
次に鵜殿の石仏です。ここは60体の磨崖仏があり、南北朝〜室町、戦国時代に作られたものだそうです。圧巻の石仏ばかりでした。しかし14mmの描写が美しすぎます。
F2.8 1/90 ISO200
次に向かいましたのは山の奥にある「狐狸庵」というお蕎麦屋さんです。道中の道が険しすぎてびっくりしました。
F5.6 1/8 ISO200
とてもおいしいお蕎麦でした。おいなりさんはお揚げさんが裏返っているという個性的なスタイルです。こちらも美味しかったです。
F2.8 1/15 ISO200
そしてご主人がサービスで出してくれた「そば法度」というもの。初めて食べましたがこちらもとても美味しかったです。ご主人のお人柄もステキでしたが、昨年末にお店は閉店してしまったそうです。もう一度行きたかったのですが非常に残念です。
F8 1/125 ISO200
最後に唐津湾の海岸です。海に山と雲が綺麗に写り込んで見えました。
F8 1/200 ISO200
キラキラしてとても綺麗です!!
3名での撮影旅行でそれぞれ使っているカメラもペンタックス、ニコン、フジフィルムとメーカーもバラバラですが、カメラや写真の話は尽きませんね。
三日間の滞在でしたが足りないくらいまだまだ見どころがいっぱいです!人も少ないのでどこへ行ってもゆっくり撮影することができます。
あれもこれもと機材を持って行きたくなりますが、結局いろいろレンズを持って行ってもレンズ交換が面倒で使わなかったということが多々ありますので、ここは潔く14mmの単焦点一本にしたことで結果的にたくさんの枚数が撮れて良かったです。
結局サブで持って行ったX-T1と18-55mmの出番はあまりなく、棚田をズームで少し寄って撮ったぐらいでした。
XF14mm F2.8 Rを使った感想
この14mmという画角は35mm換算21mmですが歪曲収差(画像の歪み)もいい感じで抑えられているので、超広角という感じがしません。風景やスナップにとても使いやすいレンズだと感じました。
画角が広くいろんなものが画面に写り込んでしまいますので、一歩踏み込んだ構図の作り方が必要ですね。最短撮影距離が18センチなので広角マクロのようにグッと被写体に寄った表現もできて面白いと思います。そして何よりも解像感の高いレンズで、とても気持ちの良い画質でした。
ボケ感が大きい方が好きな方はXF16mm F1.4 R WRがおすすめです。