デジタルカメラに必須!おすすめの”SDカード”はこちら
デジタルカメラの記録メディアとしてコンパクトフラッシュやXQDカード、マイクロSDカードなどがありますが、代表的なのがSDカードですね。カメラを購入したら記録メディアはついていないので、カメラと一緒に購入する必要があります。
この代表的なSDカードですが、店頭やネットで購入するとき、何を基準に選べば良いのでしょうか?
パッケージに記載されている、よくわからない数字やマークはSDカードの性能を表しています。この数字やマークの意味を理解することで目的にあった最適なSDカードを選ぶことができるようになります。
SDカードは”スピードクラスと記録容量と値段”で選ぶ
すごく簡単に言いますと、写真だけを一般的なカメラで撮るなら
●スピードクラスはCLASS10
(カードに記載がない場合がありますが最近はほとんどこのクラスです)
●記録容量は16GB〜32GB
●値段は極端に安すぎないもの
を選べば十分です!!
ただしハイスペックなカメラや高画素機、連写で写真を撮る、動画撮影をするといった使い方をする人はSDカードを目的に合わせて選ぶ必要があります。
重要なポイントの3点を解説していきます。
ポイント1 スピードクラス
スピードクラスとは一秒間に最低何MBのデータを転送することができるのかを表す規格のことです。この数値が高いほどデータの転送速度は速くなります。
スピードクラスの規格には3種類あります。
スピードクラス
Cのアルファベットの文字の中に数字の2、4、6、10の文字が書いてあります。
CLASS2 最低転送速度 2MB/秒
CLASS4 最低転送速度 4MB/秒
CLASS6 最低転送速度 6MB/秒
CLASS10 最低転送速度 10MB/秒
動画や連写機能は使わず、写真撮影だけという方は最近主流のCLASS⑩であれば十分です。
UHSスピードクラス(写真内表記①)
Uのアルファベットの文字の中に数字の1か3の文字が書いてあります。
UHS U1 最低転送速度 10MB/秒
UHS U3 最低転送速度 30MB/秒
フルHD動画を撮る、連写機能を使う、高画素で記録したい場合はこのスピードクラスが最適です。
UHS規格にはUHS-Ⅰ、UHS-Ⅱ(写真内表記②) UHS-IIIの3種類あります。
※UHS規格はカメラ側がUHSに対応しているものに限ります。対応していないカメラで使った場合はCLASS10のスピードクラスで動作します
SONY α7III FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSS (ISO400 F8 1/320)
飛行機や鉄道、野鳥撮影は高速連写するのでUHSスピードクラスのカードが必要です。
ビデオスピードクラス(写真内表記④)
Vのアルファベットの文字の隣に数字の6、10、30、60、90の文字が書いてあります。
V6 最低転送速度 6MB/秒
V10 最低転送速度 10MB/秒
V30 最低転送速度 30MB/秒
V60 最低転送速度 60MB/秒
V90 最低転送速度 90MB/秒
4Kや8K動画を撮る人はこのビデオスピードクラスで撮影設定に応じたスピードが必要です。
読み出し速度と書き込み速度について(写真内表記③)
R(Read:読み出し速度)
カードがデータを読み出す最大転送速度です。数値が大きいとパソコンへのデータ転送が速くなります。高画素機のカメラではファイルデータが大きいので、この数値が大きい方がパソコンへのデータ転送が速くなります。
※写真内表記③は一秒間に最大300MB読み出し可能という意味です。
W(Write:書き込み速度)
カードがデータを書き込む最大転送速度です。数値が大きい方が連写性能をフルに引き出すことができます。
※写真内表記③は一秒間に最大299MB書き込み可能という意味です。
スピードクラスの3種類が最低転送速度なのに対して読み出し速度と書き込み速度は最大転送速度です。
ポイント2 記録容量(写真内表記⑤)
SDカードに記載されている16GB、32GB、64GBという表記がSDカードのデータ容量になります。数値が大きいほどたくさんの写真データ、動画の記録が可能となります。
ポイント3 値段
大切なデータを安全に記録するためにはカードの品質が重要になります。
無名なメーカーや、格安すぎるSDカードはデータの破損やカードエラーの可能性が高くなり、大切なデータを消失してしまう可能性があります。
そのため品質や信頼性の高いメーカーのSDカードをおすすめします。
品質と信頼性でいうならサンディスク、ソニーのタフが代表的です。トランセンドやキオクシア(TOSHIBA)は価格も手頃でコスパの良い製品となってます。
おすすめしたいSDカード デジタルカメラ まとめ
SDカード購入のポイント3点をあげてみました。そして、SDカードは消耗品なので長く使っていただくためには普段からの取り扱いにも注意点があります。
データ破損を防ぐため、SDカードケースにいれて保管、持ち歩くという点と、カメラの電源を入れた状態でSDカードを抜くのは避けてください。
パソコンに差し込んだ場合も「ハードウェアの安全な取り外し」などの適切な処理でSDカードを抜いてください。そうすることでデータ破損を防ぐことができ、長く安心して使っていただくことができます。
今回おSDカードのお話は少し難しい話でしたが、快適にデジカメ撮影をしてもらうにはSDカードの性能は重要ですよね。