青森の隠れた宝石: 青荷温泉「ランプの宿」をレンズ越しに

秘境の宿、青丹温泉「ランプの宿」は日本のふるさと。

青森県の秘境、青荷温泉の魅力

青森県にある青荷温泉は、豊かな自然に囲まれた、訪れる人々に深い癒しを提供する温泉地です。

この地域は、静寂に包まれた環境と、四季折々の美しい景色で知られています。

温泉自体も、肌に優しい泉質で、多くの旅行者や健康を求める人々に愛されています。

青荷温泉はマイカーではいけません。宿のシャトルバスを利用して向かいます。

昔はスノーモービルに乗せてもらったそうですよ！

初冬の雪っこ見で、 ”あずまし湯っこさ” 　 入れば, あぁ～極楽極楽！！

 

ランプの光が生み出す幻想的な世界

宿の最大の特徴は、夜になると無数のランプが灯され、幻想的な光の世界を作り出すことです。

これらのランプは、温かみのある柔らかな光を放ち、訪れる人々に心安らぐ空間を提供します。

フォトグラファーにとっては、この独特の光の演出が魅力的な被写体となり、夢幻的な写真を生み出すきっかけとなります。

自然と調和する建築

「ランプの宿」の建築自体も魅力の一つです。

伝統的な日本の木造建築を思わせるこの宿は、周囲の自然環境と見事に調和しています。

特に、雪が降る冬の景色とランプの光のコントラストは、言葉にできないほどの美しさを放ちます。

温泉での癒しの時間

宿の温泉は、訪れる人々に深いリラクゼーションを提供します。

自然に囲まれた露天風呂からは、四季折々の景色を楽しむことができ、温泉から上がった後に灯されるランプの光が、さらなる癒しを与えてくれます。

温泉はフォトグラファーにとって非常に魅力的な被写体です。

温泉の灯りもランプ

 

 

自然の中に溶け込むように存在する露天風呂からは、四季折々の景色を楽しむことができ、これを写真に収めることで、観る者にも温泉の温もりと癒しを伝えることができます。

撮影に際しては、宿の方の許可をいただいて、他の人が映らない時間帯に行うようにしましょう。

 

 

自然の美しさ

青荷温泉を訪れてまず驚かされるのはその圧倒的な自然の美しさです。

温泉地を囲む山々、季節ごとに変わる豊かな自然の色彩は、写真という形で切り取ることで、その場の感動を永遠に残すことができます。

冬の雪景色は、まるで別世界のような幻想的な美しさを演出します。

霧氷が美しい宿周辺の森

変わりゆく風景

一年を通して青荷温泉を訪れることで、同じ場所でも全く異なる景色に出会えるのが魅力の一つです。春の新緑、夏の緑、秋の紅葉、冬の雪景色と、季節の変化が生み出す美しい風景は、写真家にとって無限のインスピレーションを与えてくれます。リピーター宿泊客が多いのも印象的でした。

ランプを撮影する際には、いくつかの重要なポイントがあります。

特にランプの宿はその名の通り電気の照明は一切ありません。ランプだけの灯りなので、宿も部屋もお風呂も暗いです。オートでの手撮りだとブレることもありますので気をつけましょう。

ランプの独特の光とその周囲の環境を上手く捉えるためには、以下の撮影テクニックやコンセプトを考慮すると良いでしょう。

1. 光のバランス

露出設定の調整: ランプの光は暗い環境で際立つため、露出設定を調整して、ランプの明るさと背景の暗さのバランスを取ることが重要です。
低ISO値の使用: ノイズを減らし、よりクリアな画像を得るために、可能な限り低いISO値を使用します。

その場合は三脚を使用しましょう。最近のミラーレスカメラやiPhoneなどはノイスを少なくする機能もついているので三脚がない場合はISO感度を上げたり、カメラを床や柱などで固定して撮影することで手ブレを防ぐこともできます

人をシルエットで　100-400mmレンズで撮影

2. コンポジション

ランプを主役に: ランプを画像の焦点とし、周囲の環境をサポート役として捉えます。

ランプを画面の中央や三分割法の交点に配置することで、視覚的に魅力的な画像が得られます。
シルエットの利用: 背景光とランプの光のコントラストを利用して、周囲のオブジェクトのシルエットを生み出すことも効果的です。

 

3. 焦点と奥行き

適切な焦点設定: ランプに焦点を合わせることで、そのディテールと光の質感を際立たせます。また、背景をぼかすことで、ランプにより多くの注目が集まります。
奥行きの演出: 環境の要素を含めて撮影することで、写真に奥行きを与え、より引き込まれる画像を作成します。

 

4. シャッタースピードと動き

長いシャッタースピードの使用: 長いシャッタースピードを使用すると、動くランプの光が描くトレースや、その周囲の微妙な動きを捉えることができます。
手持ち撮影と三脚の使用: 手持ち撮影では、ランプの光が持つ即興性を捉えることができますが、三脚を使用すると、より安定した画像が得られます。

 

5. 時間帯の選択

夕暮れ時や夜間の撮影: ランプの光は、暗くなり始めた夕暮れ時や完全に暗くなった夜間に最も魅力的です。この時間帯に撮影すると、ランプの光がより際立ちます。

6. クリエイティブなアプローチ

異なる角度からの撮影: 通常の視点だけでなく、下から見上げる角度や上から見下ろす角度など、異なる視点からランプを撮影してみます。

 

ランプの撮影は、照明の特性を理解し、それをクリエイティブに表現することで、幻想的で印象的な画像を生み出すことができます。

常に異なるアプローチを試み、独自のスタイルを見つけて思い出に残る１枚を撮影してください。

最後に

青森県の青荷温泉は、その自然の美しさと静寂な時間が魅力の場所です。フォトグラファーとして、ここでの経験はただの写真を超え、感動と記憶を刻む作品となります。青荷温泉は、写真を通して多くの人々にその美しさを伝えるための、まさに理想的な場所と言えるでしょう。

皆様もぜひこの秘境の宿を訪ねてみてください。