シャッター速度・絞り・ISO感度・WB(ホワイトバランス)
皆さん、いつもカメライオンブログを御覧いただきありがとうございます。
今日は写真を撮るときに「自分でコントロールできるもの、できないもの」をテーマにシャッター速度、絞り、ISO感度、そしてホワイトバランス(WB)についてお話しようと思います。
写真撮影の際に自分でコントロールできないものの代表は「お天気」でしょうか?
今日は子どもの運動会!いい写真を撮るぞと意気込んではみたものの、晴れてほしいのに雨、すかっとした写真を撮りたいのに曇り空。なんてことはありませんか?
まぁ、このへんはお祓いをして身を清めていただくぐらいしか手がないと思います。
しかしながら、シャッター速度、絞り、ISO感度、そしてホワイトバランス(WB)は自分でコントロールできるもので、しかも写真を撮る上で非常に重要な要素です。
これらを理解し、上手く使いこなすことが、素晴らしい写真を撮る第一歩です。
1. シャッター速度(速けりゃいいというものでも、遅けりゃいいというものでもない)
シャッター速度は、カメラのセンサーが光を感じ取る時間を指します。
簡単に言えば、「カメラの目が開いている時間」です。
シャッター速度は秒単位で測られ、例えば1/500秒はとても短い時間、1秒は比較的長い時間です。
シャッター速度を速くすると、動きの速い被写体もピンシャープに捉えることができますが、暗い場所では画像が暗くなりがちです。
逆にシャッター速度を遅くすると、光の流れや動きのある被写体のぼやけを表現できますが、カメラをしっかり固定しないと全体がぼやける原因にもなります。
作例1:滝の流れを緩やかにするためにシャッター速度 5秒のスローシャッター
そのため、ボートが動いてしまっています
作例2:すっ飛ばすバイクをピタッと止めるためにシャッター速度は 1/800秒
シャッター速度のミスマッチは、写真を見返したときに「あちゃ〜、やっちまったぜ」と嘆く第1要素です。
被写体(動いているもの、止まっているもの)、周囲の明るさ(昼か夜か)そして何よりも自分がどの様に表現したいか?を頭の中にイメージできるようにまずはいろんなシャッター速度で撮影して練習しましょう。
また、カメラとレンズの組み合わせで、自分はどのシャッター速度までは手撮りでブレずに撮影できるか?を知っておくことはとても大切なことです。
2. 絞り(ボケりゃいいというものでも、ガチガチにピントがいいというものでもない)
絞りは、カメラのレンズを通過する光の量を調整します。絞り値は「f」で示され、例えばf/2.8やf/16などがあります。
数字が小さいほど、レンズを通過する光の量が多く、背景をぼかしたり、暗い場所で撮影するのに適しています。
作例3:背景をぼかしておみくじに目が行くように絞りはF2.8
数字が大きいと光の量が少なくなりますが、背景から前景までがくっきりとした深い焦点を得ることができます。
作例4:渓谷全体にピントが合うように絞りはF16
例えば、グループの集合写真を撮影するときなどに数字が小さい絞りで撮影すると、端っこにいる人がピンボケになる可能性もあります。
逆に花にピントを当てて、背景をぼかしたいときに大きい値の絞りで撮影すると前から後ろまでくっきりということになります。
絞りも同じ被写体を同じ位置から絞りの大きさを変えて比較することでシャッターを押す前に頭にイメージすることができるようになりますよ!
3. ISO感度(低いにこしたことはないけれど)
ISO感度は、カメラのセンサーが光にどれだけ敏感かを示します。
ISO値を上げると、少ない光でも明るく撮影できるようになりますが、画質が低下してノイズが増えるリスクもあります。
晴れた日中など光が十分にある場面ではISOを低く設定し、暗い場所や夜景を撮影する場合はISOを高く設定すると良いでしょう。
最近のミラーレスカメラはかなり高感度になってきていますし、Adobe LightroomやPhotoshopなどのアプリケーションを利用することでノイズを抑えることができるようになってきましたのでISO感度をオートにして撮影しても従来ほど神経質にならずに済むようになっています。
でも、ISO感度は低いに越したことはないですね。
4. ホワイトバランス(WB)(上記3つをマスターしたら最後はこれにチャレンジ)
ホワイトバランスとは、被写体に当たる光の種類に応じて変わる色味を調整して、白いものを白に近い色に仕上げる機能です。
異なる光源は異なる色の温度を持っており、それによって写真の色味が左右されます。
例えば、太陽光の下では暖かい色味に、蛍光灯の下では冷たい色味になりがちです。
なんだか撮った写真が見た目と同じにならない。そういうときにホワイトバランスを適切に設定することで、これらの色の偏りを修正し、自然な色合いの写真を撮ることができます。
WB:オート
WB:曇天
カメラの中には、ホワイトバランスを自動で調整してくれる、『オートホワイトバランス(AWB)』機能が備わっています。
カメラの初期設定ではAWBに設定されており、様々なシーンで自然な色合いになるように、写真の色を調整してくれます。
お散歩での撮影や、色んな光が混じり、どのようなホワイトバランス設定にしたら良いのかわからない時は、とりあえずAWBで撮影してみましょう。
5. これらの設定はすべて相互に影響し合います。
例えば、シャッター速度を遅くして明るい写真を撮りたいけれど、被写体がぶれては困るという場合、ISO感度を上げるか絞り値を小さくして対応できます。撮影は常にバランスの取れた芸術です。色々と試しながら、自分にとって最適な設定を見つけていくのが楽しみの一つですよ!
あくまで一例ですが、私は動くものを撮るときは、
1.シャッター速度(シャッター速度優先モード)。とにかくシャッター速度第一です。
2.絞り(飛行機なら飛行機全体にピントが合う絞り、鳥なら鳥の目にピントを合わせたときに鳥全体にピントが合う絞りなど)
を考えたうえで、ISO感度をどうするか決めています。ISO感度はオートにしても良いでしょう。
逆に風景写真などを撮るときは、
1.絞り(風景全体にピントが合うようになるべく大きな値で)
2.シャッター速度(風で木や草が揺れないように)
3.ISO感度(可能な限り小さい値で)
の順で設定します。
これで基本的な撮影の設定についての理解が深まったと思います。
最初は複雑に感じるかもしれませんが、大切なのは一つ一つ試しながら楽しむことです。
自分の目で見た世界を、写真として残す魅力をぜひ体験してみてくださいね。
皆様からのコメントやリクエストをお待ちしています!
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