レンズのマウントアダプターとは?
レンズのマウントアダプターとは?
皆さん、いつも百獣のカメラ買取王「カメライオンブログ」を御覧いただきありがとうございます。
カメラを趣味にしていると、さまざまなメーカーのカメラやレンズに興味がわいてきます。
特に最近ではミラーレスカメラの普及により、「昔のオールドレンズを使いたい」「他社製の個性的なレンズを活かしたい」と考える人も増えています。
そんなときに役立つのがレンズのマウントアダプターです。
本記事では、マウントアダプターの基本的な仕組みや使い方、メリット・デメリットなどをわかりやすく解説していきます。
初心者から中級者の方まで、ぜひ最後まで読んでみてください。
興味が深まれば、ぜひ「百獣のカメラ買取王 カメライオン」でお得なアダプターやレンズを探してみましょう。
1. マウントアダプターとは?
マウントアダプターとは、異なるマウント規格のレンズを別のマウントを持つカメラボディに装着できるようにするためのアダプターです。
ソニー製のミラーレスカメラにライカマウントのレンズを取り付け(TECHART製マウントアダプタ)
たとえば、古いフィルムカメラ用のマニュアルレンズを、最新のミラーレスカメラで使えるようにする場合などに用いられます。
近年ではソニー、キヤノン、ニコン、富士フイルム、マイクロフォーサーズ(パナソニックやオリンパス)など、多くのカメラメーカーがミラーレス機を展開しています。
ミラーレスはフランジバック(レンズマウントからセンサー面までの距離)が短い機種が多いため、マウントアダプターを挟むことで、他社製レンズを装着しやすいという特徴があります。
これにより、フィルム時代のオールドレンズを楽しんだり、他社の人気レンズを試してみたりと、カメラライフの幅を大きく広げることができます。
2. マウントアダプターのメリット
2-1. レンズの選択肢が広がる
一番のメリットは、レンズの選択肢が一気に広がることです。
たとえばソニーのEマウントカメラを使っているときに、ライカVMマウント用のレンズを使いたい、あるいはニコンFマウントのレンズを試してみたい、という場合でも、対応アダプターがあれば装着が可能になります。
長年愛され続けてきたフィルム時代の名玉(めいぎょく)と呼ばれるオールドレンズをミラーレスでよみがえらせられるのも、大きな楽しみのひとつです。

ボディとレンズの間に挟んで使います
2-2. コストを抑えて多様な表現ができる
新品のレンズは決して安価ではありません。
しかし、オールドレンズは中古市場で比較的リーズナブルに手に入るものも多く、独特のボケ味や描写が楽しめるのが魅力です。
マウントアダプターを利用すれば、手持ちのカメラボディでさまざまな描写を気軽に試すことができます。
さらに、古いMF(マニュアルフォーカス)レンズはシャープな描写や個性的なフレア、クセのあるボケなど、現代のAFレンズとは異なる味わいがあります。
「一味違う写真を撮りたい」「レトロな雰囲気の写真が好き」という方には特におすすめです。
2-3. 資産を活かせる
すでに別メーカーのレンズを複数所有している場合、その資産をムダにせずに活かせるのは嬉しいポイントです。
愛着のあるレンズを今の最新カメラでも使い続けられるのは、フォトグラファーにとって大きな魅力でしょう。
3. マウントアダプターのデメリット
3-1. AFや自動絞りが制限される場合がある
マウントアダプターを使用することで、AF(オートフォーカス)や自動絞りの機能を完全に活かせない場合があります。
特に古いマニュアルレンズをデジタルカメラで使う場合には、AFは原則として使えず、マニュアルフォーカスでの撮影が基本となります。
また、電子接点のないアダプターを使うと、絞りやExif情報の連動ができず、撮影時の設定や露出補正がやや手間になることもあります。最近ではAF対応の電子接点付きアダプターが開発されていますが、対応機種が限られたり、AF速度が純正レンズほど速くないことも多いため、使い勝手には注意が必要です。
3-2. 画質や動作の安定性
一部のマウントアダプターは工作精度や素材の問題で、無限遠が出にくかったり光学性能が落ちたりする場合があります。
値段が安いものは魅力的ですが、しっかりした造りの製品を選ばないと、最適な画質を得られない可能性もあります。
また、高性能をうたう電子接点付きアダプターでも、ボディやレンズのファームウェアとの相性によりAFが不安定になることも考えられます。
購入前に評判やレビューをチェックすると安心です。
3-3. 取り付けが増えることによるリスク
カメラとレンズの間にアダプターを挟むということは、装着箇所が増えるということです。
そのぶん脱着時のホコリやゴミの混入リスクが高まります。
センサーやレンズ保護のために、アダプターの扱いには十分注意を払いましょう。
4. マウントアダプターの選び方
マウントアダプターのレンズ側

マウントアダプターのボディー側
1.対応マウントの確認
まずは「自分のカメラのマウント(装着する側)」と「使いたいレンズのマウント(装着される側)」が合っているかを確認することが最優先です。メーカーやマウントの呼び方に混同がないよう、商品名や型番をしっかりチェックしましょう。
2.電子接点の有無
オートフォーカスや絞り制御、手ぶれ補正などを可能にするために必要なのが電子接点付きのアダプターです。電子接点がないアダプターの場合、すべてマニュアル操作となります。価格差が大きいので、「どこまで自動機能が必要か」を考慮しながら選ぶと良いでしょう。
3.光学補正の有無
一部のマウントアダプターには、テレコンバーターのようにレンズ群が内蔵されているものがあります。望遠効果や無限遠補正を得られる反面、画質への影響や開放F値の変化が生じることもあるため、用途に合わせて選択しましょう。
4.メーカーやブランドの評判
マウントアダプターは純正品だけでなくサードパーティ製も豊富です。工作精度が高く、安定した性能が得られるメーカーの評判を調べるのは大切です。ネットのレビューや実際に使用した人の意見も参考にすることで、失敗を減らせます。
5.価格と品質のバランス
安価すぎる製品は精度に問題があるかもしれません。一方で、高価だからといって必ずしも満足度が高いとも限りません。自分の撮影スタイルや活用頻度を考えた上で、価格と品質のバランスを見極めましょう。
5. マウントアダプターを使いこなすコツ
5-1. ピント合わせは拡大表示やピーキング機能を活用
マニュアルフォーカスで撮影する場合は、カメラのライブビューやEVF(電子ビューファインダー)で拡大表示やピーキング機能を活用すると、正確にピントを合わせやすくなります。
オールドレンズでの撮影は慣れが必要ですが、自分でピントを合わせる楽しさも写真の醍醐味の一つです。
5-2. 絞りやシャッタースピードの設定を試行錯誤する
電子接点のないアダプターを使う場合は、絞りや露出をマニュアルで設定することが多くなります。
あえて露出をアンダー気味にしてクラシカルなムードを狙ったり、逆に明るめに設定してソフトな雰囲気を出したりと、試行錯誤することでオリジナリティのある写真を撮ることができます。
5-3. レンズの味を見極める
オールドレンズにはそれぞれ固有の描写や個性が存在します。ボケの形状や色収差、フレアの出方などを知ることで、表現の幅が広がります。最初は思うようにいかないかもしれませんが、レンズの癖を理解していく過程も醍醐味の一つです。
6. マウントアダプターを活かして撮影の幅を広げよう
マウントアダプターを使うメリットは、何といっても新旧・他社を問わず多彩なレンズを楽しめる点です。
最近の高性能なデジタルカメラとの組み合わせで、オールドレンズの味わいを最大限に活かした作品づくりが可能になります。
また、アダプターを通じて別メーカーの個性的なレンズを試すことで、撮影表現のバリエーションが大きく広がるはずです。
ただし、マウントアダプター選びには注意点があり、AFや電子制御が制限される場合もあります。
それでも、撮影の“手間”を楽しみ、自分の思い通りに写真を仕上げる喜びを実感できるのは、アダプターならではの魅力。
写真を趣味として深めたい方には非常におすすめです。
代表的なマウントアダプタメーカーをいくつかご紹介しましょう。
・K&Fコンセプト
・SHOTEN
・TECHART
・RAYQUAL(レイクォール)
RAYQUAL(レイクォール)のマウントアダプタ
7. まとめ:カメライオンでアダプターやレンズを探してみよう
マウントアダプターは、レンズ選びの幅を大きく広げてくれる存在です。初心者の方でも少し練習すれば、オールドレンズや他社レンズの面白さを存分に楽しめるでしょう。カメラの操作や設定を工夫しながら、唯一無二の表現を生み出す過程はきっとワクワクするはずです。
もし「どんなアダプターを買えばいいか分からない」「オールドレンズって実際どうなんだろう?」と迷っている方は、カメライオンのサイトで商品をチェックしてみるのがおすすめです。
豊富な知識を持ったスタッフが選んだ中古レンズやアダプターが揃っているので、ぜひお得に掘り出し物を見つけてください。
そして、自宅で眠っているカメラや使わなくなったレンズがある方は、ぜひカメライオンに買い取り依頼をしてみましょう。
新たに手に入れたいアダプターやレンズの購入資金に充てることも可能です。
皆さんもぜひ、マウントアダプターを活用して自由度の高いカメラライフを楽しんでください!
最後までお読みいただきありがとうございました。
マウントアダプターの世界は奥が深く、古い名玉との出会いや意外な組み合わせの発見など、写真の楽しみ方をぐっと広げてくれます。
これを機に、いろいろなレンズを試してみてはいかがでしょうか?
カメライオンでは初心者からマニアまで満足できる豊富な在庫と買い取りサービスを用意しています。
気になる方は、ぜひサイトを覗いてみてくださいね。





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