雰囲気重視なフィルムカメラ「NATURA」シリーズ
フィルムの受注一時停止のニュース。先日、富士フイルムから発表された情報にフィルムカメラユーザーのみなさんはがっかりしたことでしょう。
以前からフィルム部材の調達不足で「写ルンです」や35ミリフィルムの生産が減少し、日本中からフィルムが消えてしまいました。現状店頭では手に入りにくい状態が続いています。
最近ではフィルムが消えてしまうのではないか?という声も聞こえてきたりするわけですが、「写ルンです」はデジカメやスマホの操作が苦手な高齢者が使ったり、修学旅行や結婚式でも使われ、まだまだ需要があります。また、中古カメラ市場では機械式カメラが溢れていて、オールドレンズを楽しむフィルムカメラマニアもたくさんいます。まだこの先数十年はフィルムは残るんではないかと個人的には思っています。しかし価格はどんどん値上がりし、現像できるお店も減ってくるでしょうね。
さて、今回は再燃しているフィルムカメラブームをさらに盛り上げるため、私が所有しているフィルムカメラの中から、富士フイルムの「NATURA S」をご紹介したいと思います。
NATURA Sってどんなカメラ?
「NATURA S」は富士フイルムより2001年に発売され、2006年まで販売されていました。このカメラの最大の特徴として、「感じたままを感じたままに」というコンセプトのもと、ノンフラッシュ撮影でその場の雰囲気を重視した写真が撮れるというものでした。
それまでのコンパクトフィルムカメラは、暗ければフラッシュがオートで光ってくれるので失敗写真も少なく、はっきりときれいに写すことができました。しかしNATURAは違います。フラッシュを使った写真を推奨せず、その場の雰囲気を重視するため「NPシステム(ナチュラルフォトシステム)」を採用しました。
形式:35mmコンパクトフィルムカメラ
レンズ:スーパーEBCフジノンレンズ 6群7枚構成 f=24mm、1:1.9
シャッター:子式プログラムシャッター(1秒~1/360秒)
フィルム巻き上げ:オートローディング、自動巻き上げ
電源:リチウム電池 CR2 1本
本体寸法:109.5×58.0×37.0mm
本体重量:195g(電池別)
雰囲気を写すNPシステム(ナチュラルフォトシステム)とは?
当時のコンパクトカメラは暗い場所や室内撮影はフラッシュ撮影が当たり前でした。フラッシュを発光することで、失敗写真も少なく、ピントもきっちりと合った写真が撮れるのですが、人物の顔は白飛びしたり、赤目になってしまったり、いかにもフラッシュ当てました!みたいな写真になってしまいます。そこで富士フイルムはノンフラッシュ撮影の価値や魅力をNATURAで伝え、写真の自由度を高めたのです。
・F1.9の明るいレンズ
・露出制御プログラム
・ISO1600の高感度フィルム(NATURA1600)
この3点で日中も夜間もフラッシュ不要の雰囲気重視な写真、NPフォト(ナチュラルフォト)を実現しました。
今となってはフラッシュ撮影の雰囲気が新鮮!という流れもありますが、NATURAが発売された当時、ノンフラッシュ撮影というのは新鮮で画期的なシステムでした。
高感度フィルム「NATURA1600」とは?
富士フイルムから発売されたISO1600の高感度フィルムです。一般的なISO400のフィルムより4倍(2段分)も高感度なため、暗い場所でも撮影できるというフィルムです。
NATURA SとNATURA1600のフィルムを組み合わせることでNPモードで撮影が可能になります。NATURA Sはノンフラッシュが基本ですが、フラッシュを発光しても光が強すぎず、その場の光を取り込み撮影をすることができるので、フラッシュ撮影とは思えないソフトな光と影を演出してくれます。
残念ながら、2018年に販売終了となってしまった「NATURA1600」ですが、現状ではネット販売で見かけることもありますが期限切れだったり、何よりも値段が高騰し過ぎてて定価よりも高額で売り出されています。
期限切れフィルムとは?撮影するポイント
期限切れフィルムとは、フィルムパッケージに記載されている使用期限が切れたものをさします。その使用期限が切れてしまったフィルムで撮影するとどのような写りになるでしょうか。もちろん期限切れなので品質の低下がみられ、通常の写りではありません。
・コントラストの低下
・カラーバランスの低下
・感度が落ちる
・粒子が荒くなる
という状態がみられます。一般的に期限切れフィルムは適正露出で撮影しても少しアンダー気味、暗い目に写る傾向があるようです。期限切れフィルムを使って撮影をするときは、露出を1段から2段明るめに撮影すると良いとされています。
ただし、期限切れフィルムはそのフィルムの保存状態や経過年数、フィルムの種類によって発色やコントラストに違いはあります。つまり期限切れフィルムには劣化具合にばらつきがあり、当たり外れがあるということを知っておきましょう。
しかしこの劣化によって味のある写真だったり、レトロ感のある写真が撮れたりと、自分が想像できない写りに仕上がるのが魅力です。
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